対策本の時間配分が「正解」とは限らない
TOEICはリスニング45分+リーディング75分の合計120分(2時間)のテストです。
リスニングでは時間配分を気にする必要はありませんが、リーディングには、しっかりとした時間配分が必要です。
TOEICテストは基本的に受験者全員が同じ問題を受けるので、難易度が高いものと低いものが混在しています。
後ろの問題が難易度が高いとも限らないので、時間不足で解けない問題があると、実力よりもスコアが低くなってしまいます。
このため、リーディングパートでは時間配分が極めて重要です。
私は下記の時間配分でテストを受けていました。
- Part5(40問)…20分(1問30秒)
- Part6(12問)… 6分(1問30秒)
- Part7(48問)…48分(1問60秒)
- 予備1分
実は、この配分にたどり着くまでに試行錯誤しました。
最初に対策本を読んだとき、「Part5は1問20秒で」と書いてあったので、
それに従っていたのですが、なかなかスコアが伸びませんでした。
対策本の時間はあくまで目安にする
私の場合、1問20秒だと思うと、あせってしまって「ヤマ勘」でマークすることが多くなっていました。そこで、「Part5を1問30秒」にして、確実に解くことにしました。
もちろん、Part5を増やした分、他のパートを減らさなければならなかったのですが、
Part7については時間を減らして解いても正解率がそれほど変わりませんでした。
一方、Part5は時間を増やした分、正解率が跳ね上がりました!
正直、どのパートに何分使うのがベストかは、人により異なります。
(これに気づくのに私は時間が掛かりました。)
あまり対策本などに惑わされずに、自分なりのベストの配分を見つけることが大切です。特にリーディングパートが伸び悩んでいる人は、時間配分を見直してみることをオススメします。
いきなり本番で時間配分を変えるのは現実的ではないので、過去問を何度か解いてみて、自分なりのベスト配分を見つけておくことをオススメします。
どこかのパートを思い切って短くしたり、反対に長くしたりと、いろいろ試してみると自分なりのベストが見つかると思います。