TOEIC参考書

TOEIC参考書レビュー「1日前にやる新TOEIC TEST 直前ガイド+模試」

CD BOOK 1日前にやる新TOEIC TEST直前ガイド+模試 (アスカカルチャー)

  • TOEICテスト受験前日に行うことを前提として作られた参考書
  • 「1日前に読む直前ガイド(解説)」と「TOEIC模試(問題)」で構成
  • 合計収録問題数(240問…1回分+サンプル40問)

 

タイトルにある通り、TOEICテスト受験前日に行うことを前提として作られた参考書です。
内容は、大きく2つ「1日前に読む直前ガイド」と「1日前にやるTOEIC模試」に分かれています。

 

「1日前に読む直前ガイド」は、受験前日に問題を解く場合のやり方やパート別のポイントがまとめられていたあとに、数問のサンプル問題がついています。

 

「1日前にやるTOEIC模試」は、本番と同じ形式の問題が1回分収録されています。

 

内容
  • パート別のポイント解説
  • 本番形式のサンプル問題40問(リスニング20問、リーディング20問)
  • 本番形式の問題1回分+解答、解説
おすすめポイント
  • TOEICテストの形式を短時間で把握できる
  • パート別のポイントが簡潔にまとめられている
  • 本番形式の問題に対する解説がていねい
イマイチな部分
  • 受験慣れした人には「1日前」で効果があるか疑問

 

過度な期待は禁物

「1日前」に対する過度な期待はしない方が良いと思います。

 

この参考書の中で述べていることを要約すると、「どんな形式の試験が出るかを把握しておかないと、実力を100%発揮することはできない。だから、1日前にはTOEICでどんな形式の試験が出るかを把握して、問題文に先に目を通すなどの解き方を身につけておきましょう。」です。

 

このため、すでにTOEICを何度も受験したことがあって、自分なりのパート別の解き方も身につけている人にとっては、「1日前」にこの参考書を使用するメリットはあまりありません。

 

効果的な使い方

ただし、役に立たないというわけではありません。

 

自分が身につけているパート別の解き方を見直すきっかけとして、「1日前」ではなく「何日も前」に使用すると役に立ちます。(私自身、そのような使い方をしました。)

 

また、「3-Stepメソッド」という解き方が出てくるのですが、これを真面目にやろうとすると、何時間もかかります。正直、1日前にこれだけの時間を取ることはなかなかできないと思います。

 

ただ、この「3-Stepメソッド」は実力をつけるには非常に良いやり方ですので、やはり「何日も前」に使用する方がメリットはあります。

 

なお、TOEICを初めて受験する人や何年かぶりに受験する人にとっては、「1日前」にこの参考書を使って問題形式に慣れておくことは十分にメリットがあると思います。

 


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